〈マンガを読んで学ぶ!〉第11話 子どもの「ずるい」という感情とどう向き合う?

このたび、一般社団法人Rights of the Childのきしもとたかひろさんとコドモンがコラボし、子どもと向き合う方々に向けたマンガを制作していただきました。


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本稿は、子どもと向き合う日々のなかで「うちではどうだろう?」と立ち止まり、チームや自分自身で振り返るきっかけとしてご活用いただくことを目的としています。

具体的な正解を示すものではありません。マンガと補足を手がかりに、目の前の子ども一人ひとりに合った関わり方を探る参考資料としてご活用いただけたら嬉しいです。

【保育施設ではたらくみなさまへ

みんなが当たり前にできているように見えることも、ふとした時に出てきた子どもの「ずるい」という言葉で、実は無理をしていたり自分の思いを我慢して取り組んでいたことかもしれないと気づくことになります。「子どもの権利を尊重する」というのは、配慮が必要な特定の子だけでなく、すべての子の権利を尊重することです。その「ずるい」という言葉がその子が自分の思いを表したり、その思いを受け止めてもらったりしながら、「わたしは大事にされる存在で、あの子も大事にされる存在だ」ということを感じられるきっかけになるかもしれません。

【学童施設ではたらくみなさまへ

“ずるい”という言葉が出た時に、例えばその子に「同じことを求めるか」を尋ねてみると、本当に必要としている場合もあれば、必要ないという場合もあります。ただそこで、「自分には必要ないのだから文句を言うな」とするのか、ずるいと感じる背景を考えて別のことで必要なことがあるのではないかと考えるかで、返す言葉は変わってくるかもしれません。それぞれに困りごとは違って、それぞれに必要とすることも違います。すべてに応えることは現実的ではないかもしれませんが、小さな不満を拾い上げることで、子どもたちが主体的に生活するための意見として捉えられることもあります。子どもたちが作る学童だからこそ、そんな学童を作っていくためのきっかけの言葉となるかもしれません。