子どもの主体性を伸ばす言葉かけ ~保護者とのコミュニケーションに活かして支援につなげる〜

コドモンカレッジでは、オンライン研修「子どもの主体性を伸ばす言葉かけ ~保護者とのコミュニケーションに活かして支援につなげる〜」を開催いたしました。 NPO法人親子コミュニケーションラボ 代表理事/NHK「すくすく子育て」元キャスター/ティーチングコミュニケーション協会 代表 天野 ひかり先生に、子どもの成長にあわせた声かけや、大人のもやもやを解消するヒントについてお話しいただきました。
本ページでは、研修参加者から挙がった天野先生への質問とその回答をご紹介します。
Q&A
Q
園と家庭で様子の異なる子どもがおり、保護者に話をしても想像がつかないようで、受け止められない方がいます。どのように対応していけばよいのでしょうか?
A
お家と園で、お子さんの態度が違うことはありますよね。それは、内と外を使い分けられるようになった成長の1つだと私は受け止めています。(大人もそうですよね。)
ただそれは、ほとんどの場合、お家ではわがままだけれど、園ではよい子でいると思います
でも、このお子さんは、逆ということですね。つまり、園で本来の自分を出してバランスをとっているのではないでしょうか。それは、これまで先生方がそのままのお子さんを受け止めて信頼関係を築いてきた証拠なのだと思います。どうぞ、これからもお子さんの思いを認めていただけるといいなと思います。
ただ暴言暴力を許すのとは違います。手が出ないようにキッパリと制止するために手を握って「〇〇がしたかったんだね」「△△は嫌だったんだね」と思いを言葉にしましょう。
そのお子さんが言いたかったことを言語化していくお手伝いです。
子どもは認めてくれる人がいれば、やがて落ち着きを取り戻し、言葉でコミュニケーションができるように成長していきます。
そして、そういうお子さんの保護者は、園では見せない、大きな悩みを抱えている場合がほとんどです。子どもはそんな親を守りたくて家ではいい子にしているからです。
ですから、暴言暴力の素行を言葉を尽くして伝えたとしても理解できる状態ではないと考えて、「お子さんはお家ではどうですか。何かあったらいつでもご相談くださいね」と保護者に寄り添う方が、問題ははやく解決に向かうと思います。
Q
子ども同士でトラブルが起きたときに、再トラブルを起こさないようにするにはどのような関わり方をしたらよいでしょうか?
A
園での子ども同士のトラブルは、これからの長い人生の中でのトラブルをうまく解決するための練習、土台づくりだと思います。ですから、子ども同士が納得して解決するための方法を見て学んでいくことが大切です。
先生は「裁判官」にならずに「通訳」に徹することが基本です。
つい、はやく解決するために、「〇〇したのが悪かったから、ごめんなさい、は?」と大人がジャッジして解決したくなりますが、これでは、子どもは自分で考えることを諦めてしまいます。あるいは、自分の言い分が聞いてもらえずに納得できないかもしれません。すると、いつまで経っても子ども同士で解決できるようになりませんね。
ですから、通訳に徹してみましょう。その子の思いを相手に伝わる言葉に先生が置き換えていくイメージです。
たとえば、トラブルを起こしているAくんとBさんの間に入って、「Aくんは、何をしたかったの?」と聞いて、Bさんにわかるように「Aくんは、〇〇をしたかったんだって!Bさんは、何をしたかったの?」と聞いて、今度は、Aくんに「Bさんは、△△をしたかったんだって!どうする?」というように、双方の思いを相手に通じる言葉に言語化(通訳)して伝えていくことが大事です。
子どもは、先生にわかってもらえたと感じて、嬉しくて自分の本音を少しずつ言葉にする術を学んでいきます。それがやがて、自分の意見を言葉にすること、相手の意見をじっくり聞くことにつながります。納得できるまで対話を重ねるお手伝いをすることで、再トラブルも防げるでしょう。この積み重ねで、双方にとっての1番良い解決法を見つけられる子どもに成長していけるはずです。
見逃し配信のご案内
「子どもの主体性を伸ばす言葉かけ ~保護者とのコミュニケーションに活かして支援につなげる〜」は、見逃し配信でご視聴いただけます。
子どもの成長にあわせて声かけを変えていくと子どもの姿が変わり、大人のもやもやも解消するヒントについて解説していますのでぜひご視聴ください。
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https://webinar.codmon.com/vod/465
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