ニュージーランド流幼児教育〜テ・ファリキとは?〜

ニュージーランドには、国が定めるテ・ファリキというカリキュラムがあります。そのテ・ファリキとは一体どのようなもので、現地ではどのように取り入れられているのでしょうか。
コドモンカレッジでは、ニュージーランドのプレスクールに12年間勤めておられる植竹笑子先生に、テ・ファリキのプロセスや主要なポイントを、具体例を交えてお話しいただくオンライン研修を開催いたしました。後半には、現地の園見学もお楽しみいただけます。
本ページでは、研修から抜粋した「テ・ファリキの概要」についてと、研修内で挙がった植竹先生へのQ&Aをご覧いただけます。
Q&A
Q
本研修ではニュージーランドの幼児教育について教えていただきましたが、日本の施設でも取り入れやすい点はありますか?また、何から取り入れるべきですか?
A
既に日本でも取り入れられているかもしれませんが、まずは一対一で子どもを観察し、その子にとって必要な学びを把握することです。
Q
テ・ファリキ教育を実施するにあたって現場で苦労する点や、課題が起きやすい点は何ですか?
A
一対一で子どもに話しかけようと思っても、別の場所で手が必要になってしまいできなかったということはよく起こります。
Q
子どもの個性を伸ばすという観点で、保護者とのコミュニケーションで大切にしていることはありますか?
A
連絡帳、ちょっとしたメモ、会話、保護者や先生が投稿できるオンラインツールなど、さまざまな方法で日々連絡を取り合うようにしています。
ニュージーランドでは、保護者は子どもを一緒に育てるパートナーであり、先生たちと同じ立場だと考えられています。

見逃し配信のご案内
オンライン研修「子どもの個性を伸ばす〜ニュージーランド流幼児教育〜」は、コドモンカレッジにて見逃し配信でご視聴いただけます。
研修では、テ・ファリキをはじめとしたニュージーランドの幼児教育について、より詳しく解説されています。
【テ・ファリキとは】
テ・ファリキとは、マオリ語で「交互に編むこと」を意味します。このカリキュラムでは、「5つの要素 × 4つの原則」を組み合わせていく教育を目指しています。
・5つの要素:ウェルビーイング、所属感、貢献、コミュニケーション、探索
・4つの原則:エンパワーメント、全体的発達、家族と地域、関係
【カリキュラムの主な特徴】
・子どもの社会的・文化的な学びや、人々との関わりを重視
→「○才までに〜ができるように」などの画一的な評価はしない
・一人ひとりの子どもの意思を尊重
→集団生活を強制しない
・自由に遊ぶことを重視
→一人ひとりに合ったさまざまな遊びの空間を提供し、「自分で考えていくプロセス」を習得させる

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協賛:EN-TRY 世界交流
今後もさまざまな研修を予定しております。
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コドモンカレッジについて
コドモンカレッジでは、現場で働く保育者の資質や専門性向上を目的とした保育研修を毎月定期開催しており、累計5,000名以上の方にご視聴いただいております。(2023年1月時点)
当日ご参加いただけない方でも、オンライン研修の見逃し配信や、いつでも好きな時間に学べる研修動画も公開しております。
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