台風・ゲリラ豪雨の『もしも』の備え~警戒レベルに合わせた保育施設の対応と水害対策〜

コドモンカレッジでは、安全管理・リスクマネジメントをテーマにオンライン研修「台風・ゲリラ豪雨の『もしも』の備え~警戒レベルに合わせた保育施設の対応と水害対策〜」を開催いたしました。
あいおいニッセイ同和損害保険株式会社、堀江 健先生に自然災害に対するリスクマネジメントの考え方、警戒レベルごとに施設で行うべき対応についてお話しいただきました。
本ページでは、研修参加者から挙がった堀江先生への質問とその回答をご覧いただけます。管理職の方はもちろん、実際に災害対応をされるすべての先生方にご確認いただきたい内容です。
Q&A
堀江先生に、参加された方からの質問へご回答いただきました。
Q
災害時に対応できる職員の人数が少ない場合、優先的に取り組むべきことは何でしょうか?
A
優先業務については、各園の状況(子どもの属性などを含む)や考え方により異なりますが、災害時には以下を基本と考えています。
●子どもにとって安全な環境の整備
●トイレ(排泄・オムツ交換含む)環境・対応業務
●食事(水分補給)
Q
災害対応は突然のハプニングが付き物だと思いますが、事前に対策できることはありますか?
A
ハプニングは想定外であることを前提に、ある事例をご紹介します。
事例:自然災害に被災した際、混乱なく業務運営ができた社会福祉法人のお話
「被災時には、想像以上の状況が待っています。当然ハプニングもあります。
私たちが被災時に混乱なく業務運営ができたのは、BCP(業務継続計画)を法人として策定
していたからです。BCP通りには業務は進みませんでしたが、何より職員が『私たちの施
設にはBCPが備えてあり、その通りに進めていけば混乱はない!』と全員が落ち着いて・
動揺することなく物事を進めることが出来ました。」
このように仰っていました。
ここから分かることは災害が起こる前にBCPやタイムラインを策定し、日頃から全職員への通知・共有を行うことで、想定外にも対応ができるということ。
BCP作成はハードルが高いので、弊社あいおいニッセイ同和損害保険株式会社がご紹介しているタイムラインの策定をお勧めしています。
※タイムラインとBCPの違いについては、研修でご確認ください。
Q
専門家にアドバイスをもらいながら災害の対策を考えたいと思っています。相談先や見直すポイントを教えてください。
A
相談先はリスクマネジメントコンサルタントが所属するところがよいでしょう。
タイムラインの作成のアドバイスは、弊社あいおいニッセイ同和損害保険で行うことができます。
タイムライン作成研修の開催もしているので、お困りの方は参加をしてみてください。
そのほか、リスクマネジメント専門のコンサルティングの会社(有償)をご紹介することも可能です。
見逃し配信のご案内
安全管理・リスクマネジメントをテーマにしたオンライン研修「台風・ゲリラ豪雨の「もしも」の備え~警戒レベルに合わせた保育施設の対応と水害対策〜」は、見逃し配信でご視聴いただけます。
研修では自然災害リスクマネジメントの考え方、BCPとタイムラインの違い、警戒レベル毎で施設で対応することについて解説しています。
これからBCPやタイムラインを策定する予定の方、実際に運用している方も見直しできる内容になっておりますので、園内研修の一環としてぜひご活用ください。
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今後もさまざまな研修を予定しております。直近のライブ研修一覧はこちら>https://college.codmon.com/seminar/
コドモンカレッジについて
コドモンカレッジでは、現場で働く保育者の資質や専門性向上を目的とした保育研修を毎月定期開催しており、累計6,000名以上の方にご視聴いただいております。(2023年6月時点)
当日ご参加いただけない方でも、オンライン研修の見逃し配信や、いつでも好きな時間に学べる研修動画も公開しております。
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