保育者の専門性を高める 働きやすい職場づくり ~外部リソースの活用~

コドモンカレッジでは、施設経営・運営をテーマにオンライン研修「保育者の専門性を高める 働きやすい職場づくり ~外部リソースの活用~」を開催いたしました。
社会福祉法人檸檬会 副理事長 青木 一永先生に、管理職が作りたい園づくりを可能にする手段の一つとして、園の業務を外部に委託するメリットについてお話しいただきました。
本ページでは、研修参加者から挙がった青木先生への質問とその回答をご覧いただけます。
Q&A
青木先生に、参加された方からの質問へご回答いただきました。
Q
大規模園や複数園を運営している場合は外部リソースの活用も有効かと思いますが、小規模の園でも活用するメリットはどのようなものがあるでしょうか。
A
大規模園や複数園、小規模園の違いを問わず、管理職(園長)は一人ですので、その園長が中長期的な視点でマネジメントするための時間の確保が重要になります。
現状でそうした時間を確保できているのであれば問題ないと思うのですが、それが難しい状況であれば外部リソースの活用は有効な手段になると思われます。
Q
職員同士の関係の質を改善し、「グッドサイクル(成功循環モデル)」にする具体的な方法や例があれば教えてください。
A
基本的なことですが、お互いの存在やしていることへの「承認」や「感謝」を言葉で明確に伝えることかと思います。
バッドサイクル(結果の質から向上させるモデル)に陥っているケースでは、こうした基本的なところが十分でないことが多いように感じています。
そのため、まずは管理職の方々から、ことあるごとに「承認」や「感謝」を伝えていくことが第一歩になるのではないでしょうか。
Q
外部リソースを利用する際の費用負担を懸念しています。検討する段階で、青木先生が検討するポイントとして意識されていることがございましたら教えてください。
A
楽になるという理由でのみ導入するのではなく、楽になった時間で何をするかという目的を明らかにして導入します。
その目的を達成することで生まれる「効果」と「費用」を天秤にかけ、「効果」があるようであれば導入を検討します。
その外部リソースが低額かつ単発のものであれば、まずは試してみる姿勢が有益かと思います。
一方で、継続的で固定費がかかるものであれば、同様のサービスを比較検討するようにしています。
なお、導入に際して、職員にもその意図や期待する効果、浮いた時間で実現したいことなどを共有して進めるのが重要になると考えています。
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施設経営・運営をテーマにしたオンライン研修「保育者の専門性を高める 働きやすい職場づくり ~外部リソースの活用~」は、見逃し配信でご視聴いただけます。
研修ではどの施設でも一人で業務にあたられている管理職が、実現したい園の姿や理想に近づけるため、外部リソースを活用することによって業務の負担を軽くするとともに、園づくりへ注力できるようなヒントを解説いただいています。
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コドモンカレッジについて
コドモンカレッジでは、現場で働く保育者の資質や専門性向上を目的とした保育研修を毎月定期開催しており、累計8,000名以上の方にご視聴いただいております。(2023年9月時点)
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