学童期の発達の基礎的理解 ~学童保育における、適切な支援を考えよう~


コドモンカレッジでは、オンライン研修「学童期の発達の基礎的理解 ~学童保育における、適切な支援を考えよう~」を開催いたしました。 
京都教育大学 教育学部 家政科 講師 松本 歩子先生に、学童期の低学年を中心に、学童保育施設だからこそできる支援についてお話しいただきました。

本ページでは、研修参加者から挙がった松本先生への質問とその回答をご紹介します。


Q&A

「宿題に取りかかれない」「嫌がる」「宿題が分からない」など、遊びではない部分でのフォロー体制の事例があれば教えてください。

学童保育の中で、本当によくある光景ですよね。
子どもたちはなぜ、宿題に取りかかれなかったり、嫌がったりするのでしょうか?
子どもたちの声に耳を傾けてみると、そこから答えが見えてくるかもしれません。

「疲れたから少し休憩してから宿題をしたい」「日が暮れるのが早いから、明るい間に外遊びを先にしてから、宿題をしたい」など、子どもなりの理由があるかもしれません。「帰ってきたらまず宿題をしなければならない」など、大人が決めたルールの中で進めようとするのではなく、子どもたちの思いを受け止めながら、日々の学童保育での生活の中に、宿題をどう取り入れるか、話し合ってみてはいかがでしょうか?

また「分からないから宿題をやりたくない」という子もいます。学習面でつらさを抱えている子については、保護者だけでなく、学校の担任の先生らとも連携をとりながら、その子に合わせた、宿題の量や内容の調整、他の子の目を気にせず宿題に取りかかる環境の整備などの工夫も検討できるかもしれません

学校や保護者との連携の事例があれば教えてください。連携がうまくいかず、理解が得られていない場合は、相手にどのように伝えればよいでしょうか。

連携は、どちらか一方が必要だと思っているだけだと上手くいかないのが悩ましいところですよね。
放課後児童クラブ運営指針第5章「学校及び地域との関係」の中で「子どもの生活の連続性を保障するために、情報交換や、情報共有、職員同士の交流などによって学校との連携を積極的に図る。」と記載があるように、子どもたちが日々の生活を安心して過ごすために、学童保育と学校や家庭など子どもに関わる大人が連携することはとても重要です。
もちろん運営指針においても「学校との情報交換や情報共有は日常的、定期的に行い、その実施に当たっては、個人情報の保護や秘密の保持についてあらかじめ取り決めておく」とあるように、学校等と情報共有をすることについて保護者に同意を得るなど個人情報の取り扱いに留意し、責任をもって情報を管理しなければなりません。

そのうえで、「何かあるとき」だけでなく、普段から「日常的に」、積極的に、子どもの日々の様子や、学童保育の状況などを伝え情報交換や情報交流を行うことで、連携の必要性に対する互いの認識が深まり、連携も進んでいくのではないでしょうか。

保護者支援のあり方やポイント等もお聞きしたいです。

保護者支援(子育て支援)も大切な視点ですね。いろいろな場面が想定され、なかなか一言で語るのが難しいですが……。

まず大切なのは、支援員の先生にとって保護者は「お客様」ではなく、共同で子育てをする「パートナー」であるという視点を持つことです。学童保育を「子どもたちが主体的に生活する場」として保障するためには、支援員の先生だけでなく、保護者の理解と協力が不可欠です。
支援員の先生方が、学童保育での子どもたちの姿や保育で大切にしていることを日常的・継続的に伝えることで、保護者の側も子どもたちの学童保育での生活に対する理解が深まります。そのような交流の先で、子どもを真ん中に相談し合える関係性も生まれてくるのではないでしょうか。

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学童期の低学年を中心に、学童保育施設だからこそできる支援について解説していますのでぜひご視聴ください。

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