保育施設におけるリーダーの役割~指導する際におさえておきたい「新人育成10の鉄則」とは~

 
コドモンカレッジでは、リーダーコミュニケーションをテーマにオンライン研修「リーダーの役割と必要な心構えとは?~育て上手、育てられ上手の関係を作れるリーダーを目指そう~」を開催いたしました。
 

鎌倉女子大学 准教授の浅井 拓久也先生に、保育施設におけるリーダーの役割と、新卒保育者を指導する際におさえておきたい「新人育成10の鉄則」についてお話しいただきました。
 
本ページでは、研修参加者から挙がった浅井先生への質問とその回答をご覧いただけます。
リーダーに指導をする管理職の方、すでにリーダーとして活躍されている方、はじめてリーダーを任された方はぜひ参考にしてください。

Q&A

 
浅井先生に、保育者の方からの質問へご回答いただきました。
 

Q

新人育成10の原則の➀「自分の若い頃と比較をしない」ですが、自分の今までの経験を通そうとしてしまう先生への、伝え方のコツやポイントがあれば教えてください。

A

保育者それぞれに保育観、子育て観があるので、こうしたことはよくあります。
そこで、園で行われる保育会議などで保育の事例検討会をするとよいでしょう。
そうすることで、自分のやり方以外の保育の方法、視点があることに気がつきやすくなります。

あるいは、新人の育て方を先輩保育者同士で検討するのもよいでしょう。
新人の育て方は大学や短大でも学ばない、ある意味では自己流になりやすいものです。
だからこそ、「新人の育て方」を議題に挙げて、みんなで検討することで、自分のやり方がすべてではないことに気が付けます。

Q

質問しやすい雰囲気&仕組みをつくるとよいとのことですが、浅井先生が実際に実践している仕組みがあれば教えてください。

A

1つめは、先輩自身がいつなら質問を受けられるか、あらかじめ新人に時間を伝えておくということです。
実際は、先輩保育者も多忙であり、いつも毎日同じ時間があいていることはないでしょう。
しかし、そうした機会があることを新人に伝えておくだけでも、新人の受け止め方は異なります。

2つめは、先にも書いたように先輩も多忙ですから、付箋を使うなど、メモ書きで第一報を伝えるのもOKとすることです。
先輩のPCや机などに、「相談したいことがあるので、少し時間をいただけますか」と書いた付箋などを貼っておくように新人に伝えるのです。

3つめは、先輩から積極的に「何か困っていない?」と質問することです。
いつもする必要はありませんが、たまにこうした声がけを新人にすることで、新人保育者は質問しやすくなります。

見逃し配信のご案内

 
リーダーコミュニケーションをテーマにしたオンライン研修「リーダーの役割と必要な心構えとは?~育て上手、育てられ上手の関係を作れるリーダーを目指そう~」は、コドモンカレッジにて見逃し配信でご視聴いただけます。
 
研修では、リーダーの3つの役割、新人育成10の原則のポイントや心得、具体例などについてお話しいただきました。
 
コドモンにログインし、動画を視聴する
動画視聴のため、コドモンアカウントを発行する
ログインにあたってのよくあるご質問
 
今後もさまざまな研修を予定しております。直近のライブ研修一覧はこちら>https://college.codmon.com/seminar/
 

コドモンカレッジについて


コドモンカレッジでは、現場で働く保育者の資質や専門性向上を目的とした保育研修を毎月定期開催しており、累計5,000名以上の方にご視聴いただいております。(2023年4月時点)

当日ご参加いただけない方でも、オンライン研修の見逃し配信や、いつでも好きな時間に学べる研修動画も公開しております。
https://college.codmon.com/

    
« ».