保育士の園外研修って、何を学べるの?


 
子どもによりよい保育を提供するため、保育士としてさらに成長したいと考えている方は多いでしょう。
スキルアップする方法について調べていくなかで、園外研修という言葉が見つかるはずです。
 
この記事では、以下の2点について紹介していきます。
 
・保育士の園内研修と園外研修の違いについて
・保育士が園外研修を受けるメリットが?園外研修の内容とは?
 
これから保育士としてより成長していきたい、園外研修について知りたい、と考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
 

保育士の園外研修とは?


保育士の園外研修とは、どのような研修のことを指すのでしょうか。
保育園などで「研修」「研修会」などの単語をよく聞くことと思います。
一般的に保育士がスキルアップのために受講する学びの場のことを「研修」と称していますが、ここでは「園内研修」と区別するため「園外研修」という言葉を使って記事を構成しています。
 
 

研修の概要

 
まず保育士が犬種に参加する目的は、主に「保育士としての知識・技術を培う」ことにあります。
保育所保育指針にも「職務内容に応じた専門性を高めるため、必要な知識及び技術の修得、維新及び向上に努めなければならない」といった記載があることから、保育士は研修に参加することが必須の職業ともいえます。
 
勤めている保育園で普段の業務をこなすことでも知識・スキルは身につくでしょう。しかし新しい知識や保育の技術は自分の内から出てくるものではありません。園外研修に参加することで、保育士としてのスキルアップがのぞめるだけでなく、園全体の指揮や評価にもつながっていきます。
 
 

園外研修と園内研修の違い



保育士が受ける研修には、「園外研修」と「園内研修」の2種類があります。
この2つの違いについて紹介します。
 
 

「園外研修」

 
園外研修とは、自治体や公的機関、企業などが行っている研修です。「外部研修」と呼ばれることもありますが、ここでは園以外で受ける研修を「園外研修」、外部の講師の方に園内で行っていただく研修を「外部研修」としています。

主催者や設定した研修会場に足を運び参加する研修が多く、地域の園、ばあによっては県内・県外の職員が集まって同じ研修を受けることもあります。
座学から実技、専門分野まで幅広い内容があり、保育分野で著名な方の講義を聞くことも可能です。個人や園で申し込みを行い参加する園外研修がほとんどです。
参加費用や交通費の負担については園によってさまざまです。上限が決められている園もあれば、全額自費というケースもあります。
 
 

「園内研修」

 

園内研修は、勤め先の保育園が園内の職員のために主催する研修です。「内部研修」とも呼ばれます。
 
主に自園の行動指針や知っておいてほしい知識・スキルを学ぶために開催されることが多いでしょう。
職員の看護師による「AED研修」や「嘔吐物処理」といった研修から、外部講師を招いて専門的な深める研修もあります。
園外研修と大きく異なるのは、園長や主任、研修担当など内部の職員が主催するため、基本的には参加費用がかからない場合は多いという点です。
 
 

どちらが大切なの?

 
園外研修は多くの知見をインプットできる場所で、園内研修は自園が大切にしていることなどを学ぶ場所だと覚えておきましょう。
では園内研修と園外研修のどちらが重要で、どちらを優先すべきという疑問があるかもしれません。結論から言えば、どちらも大切です。
 
園内研修では自園のことや、なにを求められているかがわかると同時に同僚とコミュニケーションを深めることもできます。園外研修では、園内では学びきれない専門的な知識や技術を学び、ほかの保育園の指針や考え方を知ることもできます。どちらの研修も、保育士として成長するためには大切なのです。
 
 



外部研修のメリット


ここからは、外部研修を受けるメリットを4つ紹介していきます。
園内研修は自園で行われるため、意識せずとも学べることが多いですが、園外研修は自身が参加しようと思う必要があるのです。
園外研修のよさを知り、ぜひ参加してほしいと思います。
 

新しいスキル・知識を学べる


園外研修の最大のメリットは、新しいスキル・知識を学ぶことができるという点です。
勤めている園で保育に励み、園内研修に参加することでもノウハウ・知見を学ぶことができますが、それ以外の新しい情報を得ることがむずかしい部分もあります。

新しいスキル・知識を学ぶことで、どの保育園でも活躍できる優秀な保育士になることが可能です。
保育士として成長するためにも、外部研修は絶対に受けておくべきだといえるでしょう。
 
 

保育のモチベーションがあがる

 
園外研修で新たな知識を得たあとは、それらを保育のなかで実践していくことも重要です。
遊びの展開、絵本の読み聞かせ、リトミックや制作活動など実技的な研修に参加した場合、自分のクラスでどのように展開していこう、工夫すればこんなこともできるかもしれない、といったイメージが湧いてくることもあるかもしれません。
 
日々の保育がマンネリ化していると保育士の態度に出てしまうこともあります。園外研修で刺激を受けることで、保育のモチベーションアップにつながるだけでなく、なにより保育が楽しくなるでしょう。
 
 

交流が広がる


園外研修はほかの保育園の保育士も受講するので、交流を深めることができます。
他の園の保育士と出会える機会は、なかなかありません。

交流を深めることで、ほかの保育園の様子を知ることが可能です。
たとえば発達障害についての研修だった場合、ほかの園ではどのようあアプローチをしているのかなど聞くことができるかもしれません。
もし連絡先を交換するまでになれば、自園の同僚に相談できないことを話すことができるでしょう。
ほかの園の保育士と出会える機会はなかなかありません。保育士の交流を広げたいのであれば、園外研修は非常におすすめです。
 
 

会社からの評価が上がる


研修などで専門性を高める必要があると前述しましたが、実際には園外研修を受講する保育士は決して多くありません。
受講すると会社から積極性があると評価される場合があります。正社員登用や昇進を目指しているポジションにいる場合は、園外研修で学んだスキル・知識を活かして仕事をすれば、評価が上がり昇進や給料アップの可能性も十分にあると言えるでしょう。



外部研修の内容



次に園外研修の内容について紹介していきます。
ここに紹介する内容は、ほんの一部です。保育士不足と同時に保育士の質も求められているため、毎年さまざまな研修が行われています。

保育士キャリアアップ研修


保育士キャリアアップ研修は、保育の専門性の向上や、保育士が役職を得て処遇改善を受けるための研修制度です。保育士には、園長をはじめ5つの役職が設けられています。

・園長
・主任保育士
・副主任保育士
・専門リーダー
・職務分野別リーダー
(役職名は園により異なる場合があります)
 
勤めている園がこの制度を利用している場合、園外研修を受けることで上記のような役職に昇進することができます。
 
それぞれの役職には経験年数などの一定の基準が定められているので、受講を検討している方は事前に確認しておくようにしましょう。
 

実技研修


実技研修では、実際の保育現場で使うことができる知識・スキルを学ぶことができます。


・救命救急の方法
・造形活動
・遊びの展開
・リトミック
・運動、お遊戯
 
園外研修を受けることで、自園ではまだ取り入れられていない遊びやリトミックなどの教育を学ぶことができます。
新しい保育スキルを持ち帰りすぐに子どもたちと楽しめるため、受講したメリットが目に見えやすく、また実技なので研修そのものも楽しい傾向にあります。
 
 

座学研修

 
座学研修とは、座って講義を聞く研修のことです。学校の勉強のように講師の方の話を聞くことがメインの内容となります。なかには、グループディスカッションやロールプレイといった実践的な内容がおりこまれている場合もあり、研修テーマや講師によって変わってきます。
 
近年重要視されている発達障害についての研修や、保護者支援、心理学といった専門性の高い研修、または実技研修のなかの1コマが座学となっているケースもあるようです。
勉強というイメージが強く、座学を敬遠する保育士もいますが、間違いなく専門的な知識が深まる園外研修のひとつといえるでしょう。
 
 

視察研修

 
視察研修では、ほかの園を見学することができる研修になります。
基本的には国内の園を見学しますが、場合によってはヨーロッパや北米の園に見学へ行くこともあるようです。

海外の保育園に見学へ行くことで、国内では学べない教育方法や考え方などを知ることができます。百聞は一見にしかずなので、座学よりも深い学びを得られるでしょう。
ほかの保育園を視察して新しい知見を得たいと考えている方は、ぜひ視察研修を受けてみてください。
 
 

まとめ

 
研修の概要や、園外研修と園内研修の違い、園外研修の具体的な内容について解説しました。
保育士として成長していくには、自園で学べることだけでなく、研修などで新しい知識を得る必要があります。
 
新しい知識を得るには複数の方法がありますが、おすすめは園外研修に参加することです。
園外研修を受けることで、ほかの園で活躍されている方の知見や、専門的な内容まで、さまざまなことを学べます。
 
しかしながら、保育士は労働時間が長く、園外研修を受けられないと悩んでいる方も多いでしょう。そこでおすすめするのが、オンラインで園外研修を受けるという方法です。コドモンカレッジでは、さまざまな保育研修を毎月定期開催しております。著名な先生による講義が無料でご参加いただけますので、ぜひご利用ください。
 
 

コドモンカレッジについて

 
コドモンカレッジでは、現場で働く保育者の資質や専門性向上を目的とした保育研修を毎月定期開催しております。保育の専門性を高めたい、学びを深めたいと考えている方はぜひライブ研修よりご参加ください。
 
当日ご参加いただけない方でも、オンライン研修の見逃し配信や、いつでも好きな時間に学べる研修動画も公開しております。
 
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※記事内の「保育園」は、認定こども園や幼稚園なども含みます

    
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